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エイル (ソマリア) エイル(またはイール, 英: Eyl)は内戦状態にあるソマリア国内の独立地域、プントランド南部の海沿いにある町。主な住民はソマリ族ダロッドのマジーティーン氏族とリールケース氏族。 エイルはハフーン半島の基部にありハフーン岬にも近い。古代からインド洋交易の拠点であり、漁業が盛んな地域であるが、ソマリア国内で2004年のスマトラ島沖地震による死傷者が最も多かった地域でもある。近年、ソマリア海賊の2大拠点のひとつになっている。 == ソマリア海賊 == 2008年以降、エイルはソマリア沖の海賊の拠点になっており、10隻以上の船がここに拘留されている。内戦状態にあるこの地域では海賊は重要な収入源のひとつになっている〔日本はソマリアの海賊にどう対応すれば良いのか 、2008年12月26日付、2009年3月20日閲覧〕。プントランド政府も、自身が海賊取締りに対して無力であることを認めている。フランス軍司令部も、人質がエイルに連れ去られてからでは救出は極めて困難であるとして、海賊の捕虜となったフランス水兵2名をここに連れ去られる前に奪還したことがある。2008年末までにエイルの海賊が得た身代金は約29億円と見られる〔読売新聞、ソマリア海賊に2大ネットワークが存在 、2009年3月19日付、2009年3月20日閲覧〕。 2009年3月18日、国際連合事務総長のパン・ギムンは、ソマリア海賊の主な拠点はエイルとムドゥグの2箇所であることを明らかにした〔。
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